「八海山」と聞いて、日本酒を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。新潟県南魚沼市を代表する銘酒として知られ、お酒好きはもちろん、普段あまり日本酒を飲まない方にも広く親しまれているブランドです。
今回は、そんな「八海山」を手がける「八海醸造」が展開するブランド「千年こうじや」で購入した商品をご紹介。日本酒の風味を生かした「バウムクーヘン」や人気の「酒粕クリームチーズ漬け」、さらにオリジナルパッケージの「八海山」を実食レビュー。
酒蔵ならではのこだわりが詰まった商品はどんな味なのか。「八海醸造」や「千年こうじや」の魅力とともに、「八海山」を育んだ新潟県南魚沼市の風土や食文化についてもご紹介します。
東京からのアクセスも良好な新潟県南魚沼市とは?

南魚沼市は、新潟県中越地方に位置する市で、日本有数の米どころとして知られています。特に「魚沼産コシヒカリ」の産地として有名で、そのおいしさを支えるのが豊かな自然環境です。
市の周囲には、巻機山(まきはたやま)や越後駒ヶ岳をはじめ、中ノ岳や八海山などの名峰が連なり、雄大な山岳風景が広がります。標高2,000メートル級の山々に囲まれた盆地地形で、冬にはたっぷりと雪が降るのが特徴です。
この豊富な雪は春から夏にかけて清らかな雪解け水となり、田畑を潤します。また、盆地特有の昼夜の寒暖差が大きい気候も、魚沼産コシヒカリのおいしさを育む重要な要素。こうした自然条件によって、甘みがあり、もちもちとした食感のお米が育まれています。
市内の浦佐駅から東京駅までは上越新幹線で約1時間30分。豊かな自然に囲まれながら首都圏からのアクセスも良く、観光地としても人気を集めています。
迷ったら八海山!そう言われる理由とは
「八海山」は、新潟県南魚沼市にある「八海醸造」が手がける日本酒ブランドです。地元の名峰・八海山の伏流水を仕込み水に使用し、淡麗ですっきりとした辛口の味わいを特徴としています。
その魅力は、料理とともに楽しむ食中酒としての完成度の高さ。主張しすぎず、それでいてしっかりとした旨みを持ち、和食はもちろんさまざまな料理のおいしさを引き立ててくれます。
全国的な知名度も高く、日本酒ファンから長年支持されているのはもちろん、日本酒を飲み慣れていない人にも親しまれている銘柄のひとつ。すっきりとした飲み口で食事に寄り添うことから、「迷ったら八海山」と選ばれることも少なくありません。
派手な個性で存在感を主張するというよりは、料理の味を邪魔せず、食卓全体を引き立てる名脇役。そんな毎日の食事に寄り添う酒として愛され続けているのが、「八海山」です。
八海山の発酵文化を伝える「千年こうじや」
「千年こうじや」は、「八海醸造」が展開する発酵食品ブランドです。日本酒造りで培った技術を生かし、「米・麹・発酵」をテーマにしたさまざまな商品を販売しています。
店内には、八海醸造の麹だけで作ったあまさけをはじめ、塩麹や調味料、おつまみ、お菓子など、八海醸造ならではの商品がずらり。日本酒ファンはもちろん、発酵食品や麹に興味がある方も楽しめるラインアップとなっています。。
東京都内では麻布台ヒルズ店、豊洲店、日本橋店を展開しており、アクセスしやすいのも魅力。魚沼まで足を運ばなくても、八海山が育んだ発酵の世界を気軽に体験できます。
「大吟醸 酒の實(さけのみ)バウムクーヘン」

まずご紹介するのは、「大吟醸 酒の實(さけのみ)バウムクーヘン」。八海山の大吟醸酒粕を生地に練り込んだ、しっとり食感のソフトタイプのバウムクーヘンです。
生地には、コクのある那須御養卵とフレッシュバターを使用。さらに、しっとりとした口当たりを生み出す魚沼産コシヒカリの米粉を加え、素材の持ち味を生かして焼き上げています。
最大の特徴は、やはり八海山の大吟醸酒粕。酒粕ならではの芳醇な香りが生地に溶け込み、一般的なバウムクーヘンとはひと味違う上品な味わいに仕上がっています。
実際に食べてみると、ひと口目から酒粕の香りがふわっと広がります。ただ、お酒の風味が強すぎるわけではなく、卵やバターのやさしいコクと自然に調和している印象。生地はしっとりとしていながら重たさはなく、口どけもなめらかです。酒粕スイーツが好きな方はもちろん、日本酒好きの方へのギフトにも喜ばれそうな一品です。
「酒粕クリームチーズ 八海山酒粕使用」

続いていただいたのは、「酒粕クリームチーズ 八海山酒粕使用」。八海山の酒粕と甜面醤を合わせた特製の漬床に、クリームチーズを約1週間じっくり漬け込んで熟成させた人気商品です。
ひと口食べると、まず感じるのはクリームチーズの濃厚なコク。その後に、八海山の酒粕ならではの芳醇な香りが広がり、甜面醤のやさしい甘みが後を追います。
そのまま食べても十分おいしいですが、クラッカーやバゲットにのせるのもおすすめ。日本酒との相性はもちろん、白ワインやスパークリングワインとも合わせたくなる一品です。
「特別本醸造 八海山 MLB™ 30球団 コレクション」

最後にご紹介するのは、「特別本醸造 八海山 MLB™ 30球団 コレクション」。鮮やかなブルーが目を引く、スタイリッシュなデザインが印象的な限定商品です。
「八海醸造」は、世界最高峰のプロ野球リーグであるMLB(メジャーリーグ・ベースボール™)と日本国内におけるオフィシャルスポンサー契約を締結しており、本商品はその特別仕様。ロサンゼルス・ドジャース™をはじめ、MLB30球団のロゴがデザインされたコレクション性の高いパッケージとなっています。
実際に飲んでみると、八海山らしいすっきりとした辛口の味わい。クセが少なく飲みやすいため、食事と合わせやすいのも魅力です。パッケージのインパクトが強い一方で、中身は長年愛されてきた八海山らしい安定感のあるおいしさでした。
期間限定ならではの特別感があり、日本酒好きはもちろん、野球ファンへのギフトにも喜ばれそうな一本。

あまり日本酒に詳しくない私でも知っている「八海山」。そんな八海山の麹や酒粕を活かした商品を専門に扱うショップがあることを、今回初めて知りました。
近年注目を集めている発酵食品ですが、その要となる「麹菌」は日本の食文化を支えてきた大切な存在。味噌や醤油、日本酒など、日本ならではの発酵文化は、長い年月をかけて受け継がれてきました。
今回いただいた商品も、日本酒そのものだけでなく、麹や酒粕のおいしさや可能性を感じられるものばかり。発酵食品に興味がある方はもちろん、日本酒が好きな方、おいしい手土産を探している方にもおすすめです。
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もっと知りたいあなたへ
八海山
https://www.hakkaisan.co.jp/
千年こうじや
https://www.sennen-koujiya.jp/shop/hakkaisan-sennenkoujiya/
本記事は筆者の見解・体験に基づくものであり、一部一般的な情報や公開資料を参考にしています。