スーパーのいちご売り場で、始まった戦争 スーパーの青果コーナーで、僕たちは気づかぬうちに「選択」を迫られている。パックに詰められた赤いいちごたち。「とちおとめ」と「あまおう」。どちらも甘くどちらも美しい。そして、どちらも東京のスーパーでたやすく買える。しかし2026年、この二大巨頭の戦いに、新たな勢力が侵攻してきた。 その名は「あまりん」。 埼玉県が満を持して投入した、糖度18〜20度という規格外の甘さを誇る刺客だ。大会では2023年から最高金賞を連続受賞。2026年もその座を譲らず、いちご界にその名を知らしめた。これは、ただの果物の話ではない。地方が生き残りをかけて磨き上げた「ブランド戦略」...