クラフトリリース

ピックアップ

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2026.4.24 あらためて出会う、唐津(5)~「使うための美しさ」唐津焼・隆太窯の器~

地方を旅していると、ときどき時間の流れがゆるやかになる場所に出会う。佐賀県唐津市・呼子(よぶこ)での取材を終えた私たちが次に向かったのは、唐津の山中にある「隆太窯(りゅうたがま)」だった。 車で山あいへ入るにつれ、海の気配は少しずつ遠のき、代わりに木々の匂いが濃くなる。視界の色も、青から深い緑へと移ろっていく。距離にして30分ほどだが、体感としてはもっと遠く、日常からどこかへ連れていかれるような感覚があった。 到着してまず思ったのは、「窯元」という言葉だけでは言い表せない場所だということ。敷地には建物が点在し、小川が流れ、小さな里のような佇まいがある。ものづくりの場であると同時に、ここには確か...

クラフトリリース

ニュース

News
2026.4.3
多様性を育むための新コンテンツ「インクルージョン」リリースしました

この度「KURAFT(クラフト)」は、新たにニューロダイバーシティをテーマとしたコンテンツ「インクル...

2026.3.17
食業界特化型配信サービス「KURAFTリリース」開始のお知らせ

この度「KURAFT」は、食業界に特化した新たな広報支援サービス「KURAFTリリース」をローンチい...

2026.3.11
東京都「共生社会の理念に賛同する企業・団体」登録のお知らせ

このたび、KURAFT(クラフト)を運営するサンブロードバンド株式会社が、東京都福祉局の推進する「共...

特集

Feature
  • 2026.4.22 あらためて出会う、唐津(3)〜フードスタイリストマロンと巡る旅・呼子〜

    2日目は、呼子の朝市に行こうと決めていたので、レンタカーを借り、唐津の町を後にした。山間の旧街道は、マロンが高校時代に毎日バスに揺られて通っていた道。 「何十年もたっているのに、景色も風の香りも変わらない」と、懐かしそうにマロン。車窓から目にする民家の趣から、住む人々が静かに日々を過ごしている様子がうかがえる。 ドライブするならと地元の人に勧められた「ルート・グランブルー」を走ってみる。この道路は、唐津の海をこよなく愛した、フランス人のダイバー、ジャック・マイヨールにちなんでつけられた名前で、彼の半生をたどった映画「グランブルー」は、あまりにも有名。地元の寿司屋でよく見かけられていたというジャ...

  • 2026.4.20 あらためて出会う、唐津(1)~フードスタイリストマロンと巡る旅・唐津~

    KURAFTレシピでお馴染みのフードスタイリスト、マロンは、長崎に生まれ、唐津で育ち、日本ではじめて「フードスタイリスト」という仕事をつくった人でもある。その時のお題や場に合わせて、その時にある食材で自在に料理をつくっていく。料理を「つくる」だけでなく、「魅せる」という視点を切り拓いてきたマロンにとって、唐津はただの故郷ではない。多感な時期を過ごした、まさにマロンの感性の原点ともいえる場所だ。 マロンと会話をしていると、唐津の話題がよくでてくる。力強い土から生まれる唐津焼の器、日本酒、海や山の豊富な食材――。九州や佐賀のことを多く語られることはあっても、なかなか唐津の魅力に触れるチャンスがない...

  • 2026.3.31 愛媛といえば。3月の売り場で始まる「味の衣替え」8品種食べ比べ記

    愛媛といえば――まず浮かぶのは、やっぱり柑橘だ。みかんの県、ではなく「柑橘の王国」。 温州みかんの安心感から、香りで驚かせる中晩柑(ちゅうばんかん:1月〜5月頃の年明けから春にかけて出荷される、温州みかん以外の柑橘類の総称)、食感で勝負する新品種まで、同じ県内で次々に主役が入れ替わっていく。旬のカレンダーが1枚の地図みたいに見えて、季節が進むほどに選択肢が増えるのも愛媛らしい。旅先で果物売り場を覗く楽しみが、ここにはある。  そして3月。冬の終わりと春の入口が重なるこの時期は、柑橘が「終わる」のではなく、「味の方向が変わる」。濃厚な甘さの余韻を引きずりながら、香りの軽さや果汁の爽快さ...

  • 2026.3.27 今治の山林火災から1年~KURAFTが見つめる復興と、続ける社会貢献~

    2025年3月23日、今治市で発生した大規模な林野火災は、多くの人の記憶に深く刻まれました。481.6ヘクタールを焼損し、平成以降の愛媛県内では最大規模となったこの火災は、山の景色だけでなく、地域に暮らす人々の心にも大きな影響を残しました。発災から1年。今治市では、災害の記憶を風化させることなく、復旧・復興と再発防止の歩みを着実に重ねています。 今治に本社を置くKURAFTとしても、この出来事を単なる過去のニュースとしてではなく、自分たちの足下で起きたこととして、あらためて書き残しておきたいと思います。 私たちが日々目を向けているのは、土地に根ざした文化や営み、その場所で受け継がれてきた時間な...

インクルージョン

Inclusion

なぜ、長く働けているのか?<職場の環境と内面の成長> ここまでで、いいことばかり書いていましたが、これらは、周囲の理解があってこそです。この文章を書いていて改めて気付いたのですが、僕は、職場で合理的配...

就職活動のはじまり<挫折と転機> 大学三年生の冬。僕は絶望していました。テレビやネットから伝わってくる社会人に関する厳しい現実、求められる責任。「社会に出たら、学生時代のように気軽にはいかないよ」とい...

つぶやき

Tsubuyaki
2026.4.30
真面目で不真面目な地方論「地方での『ご近所さん』の定義範囲」
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地方で「ご近所さん」と言うとき、その範囲は広い。 都会なら隣の部屋、せいぜい同じ階までだが、 地方の「ご近所」は、半径5...

地方で「ご近所さん」と言うとき、その範囲は広い。

都会なら隣の部屋、せいぜい同じ階までだが、

地方の「ご近所」は、半径500メートルを軽く超える。

歩いて5分の家も、ご近所。

車で3分の家も、ご近所。

同じ集落に住んでいれば、全員ご近所だ。

そしてご近所には、義務と権利が発生する。

草刈り、溝掃除、祭りの準備。

これらは「参加した方がいい」ではなく、

「参加するもの」として、カレンダーに組み込まれている。

逆に、ご近所の範囲に入ると、助けてもらえる。

雪かきを手伝ってもらえる。

留守中に宅配便を預かってもらえる。

「ちょっと味見して」と、おかずが届く。

ご近所の境界線は、目に見えない。

でも確実に存在する。

それは「顔と名前が一致する範囲」であり、

「困ったときに声をかけられる範囲」でもある。

都会では物理的な距離、地方では関係性の距離。

ご近所の定義が、これほど違う。

そして地方では、ご近所との関係が、そのまま生活の安心に直結している。

孤独死のニュースが流れるたび、

ご近所付き合いの大切さを感じる。

ご近所は、面倒でもあり、セーフティネットでもある。

この両面を受け入れることが、地方で暮らすということだ。

2026.4.30
真面目に不真面目な地方論「地方で『知り合い』が『親戚』になる速度」
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地方では、知り合いが親戚になる速度が異常に速い。 最初は「〇〇さんの知り合い」だった人が、 次に会うときには「△△さんの...

地方では、知り合いが親戚になる速度が異常に速い。

最初は「〇〇さんの知り合い」だった人が、

次に会うときには「△△さんの親戚」になっている。

よく聞くと、本当に親戚だった。

「ああ、あの人の奥さんの姉の旦那の従兄弟だよ」

この説明で、みんなが納得する。

何親等なのか、もはや誰も数えていない。

地方では、血縁と地縁が複雑に絡み合っている。

同級生の親が、自分の親の従兄弟だったりする。

取引先の社長が、義兄弟の遠い親戚だったりする。

気づいたら、町全体が親戚みたいなものだ。

だから、誰かの悪口は言えない。

その人が誰かの親戚である確率が、異常に高いからだ。

「あの人知ってる? 実はうちの親戚なんだよね」

この爆弾が、いつ炸裂するかわからない。

逆に、何か困ったことがあると、

「ああ、それなら〇〇さんに聞いてみて。親戚だから」

と、すぐに解決ルートが見つかる。

地方の人間関係は、6次の隔たりどころか、

2次くらいで全員が繋がっている。

都会では他人、地方では親戚。

この距離感が、良くも悪くも、地方を成り立たせている。

知り合いが親戚になるのではなく、

最初から親戚だったことに、後から気づく。

これが地方の日常だ。

2026.4.30
真面目に不真面目な地方論「地方で『お裾分け』が循環する仕組み」
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地方では、野菜をもらう。大量に、もらう。食べきれないほど、もらう。 「うちで採れたから」と言われて、断れない。 断ると、...

地方では、野菜をもらう。大量に、もらう。食べきれないほど、もらう。

「うちで採れたから」と言われて、断れない。

断ると、相手が困る。捨てるわけにもいかない野菜を、受け取るしかない。

そして自分も、誰かに渡す。

もらったものを、別の誰かに。

この無限ループが、地方の見えない経済を支えている。

スーパーで買った野菜より、もらった野菜の方が冷蔵庫を占領する。

きゅうり、トマト、ナス、ズッキーニ。

夏は特に、野菜が家に集まってくる。

生産には確かなコストがある。

けれど、このやり取りの中ではお金は動かない。

価格ではなく、関係性で価値が測られる世界。

それもまた、地方の豊かさの一つだ。

「これ、〇〇さんからもらったやつだから」

と言いながら、また別の人に渡す。

誰が最初に育てたのか、もはや誰も覚えていない。

でもそれでいい。

野菜は巡り、関係性は続く。

お裾分けは、感謝の交換ではなく、

つながりの確認なのだ。

都会では消費、地方では循環。

冷蔵庫の中に、その違いが詰まっている。

2026.4.8
地方の取扱説明書 地方の『顔出すだけでいいから』の取扱い方
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地方で「顔出すだけでいいから」と言われたとき、 それは決して、顔を出すだけでは終わらない。 顔を出す。 挨拶する。 「ま...

地方で「顔出すだけでいいから」と言われたとき、

それは決して、顔を出すだけでは終わらない。

顔を出す。

挨拶する。

「まあ、せっかく来たんだから」と座らされる。

座ったら、飲み物を出される。

飲み物を飲んだら、「もう帰るの?」と言われる。

「顔出すだけ」のはずが、気づいたら2時間いる。

そして帰ろうとすると、「ちょっとこれ、手伝ってくれない?」となる。

「顔出すだけ」で来たのに、労働力として、カウントされている。

地方の「顔出すだけ」は、参加のハードルを下げるための言葉だ。

本当に顔を出すだけでいいわけではない。

来てくれたら、やることがある。

でも最初から「手伝ってくれ」と言うと、来てくれないかもしれない。

だから「顔出すだけでいい」と言う。

この優しい嘘が、地方の動員術だ。

「顔出すだけ」で来た人が、結局は最後まで残って片付けまでやる。

この展開を、みんな知っている。

知っていて、それでも来る。

なぜなら、次に自分が誘う側になったとき、

「顔出すだけでいいから」と言える権利が、

ここで発生するからだ。

【取扱注意点】

・「顔出すだけ」は入場チケット。退場時刻は書いてない

・動きやすい服装で行く。作業が待っている

・1時間で帰る気なら、最初から行かない方がいい

・帰るタイミングは、誰かが帰り始めたとき。一人目は難易度が高い

・次回、自分が「顔出すだけでいいから」と言う権利を得る

地方の「顔出すだけ」は、関係性を確認する儀式だ。

呼ばれて行くこと自体が、

「あなたを仲間だと思っています」というメッセージであり、

行くことが、

「私もそう思っています」という返信になる。

顔を出すだけでは終わらないけれど、顔を出さないと、始まらない。

地方の「顔出すだけ」は、入口は軽く、出口は重い。

でもその重さが、信頼の重さなのだ。

インタビュー

Interview
柴田慶信商店わっぱビルヂング店内の画像

秋田県大館市(おおだてし)にある「柴田慶信商店」は、伝統的工芸品の「大館曲げわっぱ」を作っている。曲げわっぱとは、杉の木を曲げて、弁当箱やお盆、箱などに加工した...

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料理を「魅せる」アートへと昇華させた日本初のフードスタイリスト、マロンさん。そのキャリアは40年以上にわたり、料理だけでなく、スタイリング、イベントプロデュース...

KURAレシピ

Kura
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KURAレシピって?

フードスタイリストのマロンが、各地の特産品を使ったレシピを考えました。
簡単料理からパーティー向けのものまで、さまざまな美味しいレシピをご紹介していきます。地域の特産品や素材を使ったレシピ開発も承ります。詳細はお問い合わせください。

レシピ開発 フードスタイリスト
マロン

日本のフードスタイリスト第一人者。テレビや雑誌、書籍への登場は数えきれないほどの実績を持つ。「色、香、味」全て叶う料理を魔法のように作り出し、食べた人を笑顔にする「マロンマジック」の生みの親。レシピ開発や商品監修も多数手がけており、これまでに世に送り出した料理は星の数に匹敵。

レシピ開発 フードスタイリスト
マロン

日本のフードスタイリスト第一人者。テレビや雑誌、書籍への登場は数えきれないほどの実績を持つ。「色、香、味」全て叶う料理を魔法のように作り出し、食べた人を笑顔にする「マロンマジック」の生みの親。レシピ開発や商品監修も多数手がけており、これまでに世に送り出した料理は星の数に匹敵。

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