「知らない人がいない」人は、突然生まれるわけではない。 長い時間をかけて、作られる。 観察すると、この人たちには共通点が...
「知らない人がいない」人は、突然生まれるわけではない。
長い時間をかけて、作られる。
観察すると、この人たちには共通点がある。
まず、生まれも育ちも地元。親の代から顔が知られている。
「◯◯さんの息子」「△△さんの娘」という肩書きが、最初の信用になる。
次に、複数の役割を経験している。
PTA、消防団、町内会、祭りの実行委員、スポーツ少年団。
一つの役割につき、20〜30人と知り合う。
5つの役割を経験すれば、100人以上と繋がる。
さらに、長く続ける。一度やって終わりではない。10年、20年と続ける。
役を降りても、関係は続く。
「元PTA会長」「元消防団長」という肩書きが、新たな信用を生む。
そして、断らない。頼まれたら、引き受ける。「忙しいから」と言わない。
「やったことないけど、やってみる」と言う。
引き受けることで、また新しい人と繋がる。
ある日、40代の人に聞いた。「いつから顔が広くなったんですか?」。
答えは「気づいたら」。意識して広げたわけではない。
頼まれたことを断らず、役割を引き受け、関係を大切にしていたら、自然と繋がった。
「知らない人がいない」人は、一日にして成らず。
30年、40年の積み重ねが、地域全体との繋がりを作る。近道はない。
ただ、誠実に、地道に、関係を紡ぐ。その結果、誰もが知る人になる。