2026.8.19
地方の『曖昧語』が実は正確説『だいたい』の誤差率が±10%以内という正確さ
地方で「だいたい10人」と聞いたら、何人を想像するだろうか。
都会なら5人でも20人でも許容されそうだが、地方の「だいたい」は違う。
実測すると、±10%以内に収まることが多い。
「だいたい10人」なら、実際は9〜11人。
「だいたい3時」なら、2時50分〜3時10分。
「だいたい500円」なら、450〜550円。
曖昧に聞こえて、実は誤差範囲が驚くほど狭い。
なぜこれほど正確なのか。
理由は「経験値の蓄積」にある。地方では、同じような集まりや作業を何十年も繰り返している。
毎年同じ祭りで「だいたい200人」と言えば、実際に毎回190〜210人が集まる。
毎月の会議で「だいたい1時間」と言えば、実際は55〜65分で終わる。
10年、20年と繰り返すうちに、体感と実数が一致してくる。
「だいたい」は、感覚ではなく、記憶と経験に裏打ちされた実測値なのだ。
だから地方で「だいたいでいいよ」と言われたら、適当にやっていいわけではない。
±10%の精度が暗黙のうちに求められている。
都会で「だいたい」が曖昧な概算を意味するのに対し、
地方では「だいたい」が最も信頼できる数値になる。
曖昧語は、実は最も正確な表現である。