クラフトリリース
2026.8.5

一応の保険が実際に役立つ確率、地方の人の「一応」はどのくらいの確率で役立つのか

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観察してみた。
持ち歩く折りたたみ傘、年間使用回数5回。
持ち歩いた日数365日。確率1.4%。
絆創膏、年間2回。確率0.5%。
予備のビニール袋、年間10回。確率2.7%。
数字だけ見ると、効率が悪い。

都会の合理主義なら「無駄」と判断される。
でも地方では、この1.4%が重要。
傘がないとき、買える店がない。絆創膏がないとき、薬局まで20分。
その1回のために、365日持ち歩く。
「効率悪くないですか?」と聞くと、「でも、ないと困るでしょ」と返される。
確率ではなく、困ったときの深刻度で判断している。
1%でも、そのときに困るなら、持っていく。
さらに、役立つのは自分だけではない。
傘を忘れた人に貸す。怪我をした人に絆創膏をあげる。
「一応」持っていたものが、他人を助ける。年間5回の使用のうち、3回は他人のため。
自分の確率1.4%、他人への貢献2.7%。合計4.1%。

ある日、「一応」持っていた常備薬が、隣の人の急な頭痛を救った。
「助かった」と感謝された。
その瞬間、365日持ち歩いた意味があったと思えた。
地方の「一応」は、確率論ではない。
困ったときの保険であり、他人を助ける道具である。
使用頻度が低くても、持ち続ける。
これが地方の「一応」哲学である。

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