2026.5.11
真面目に不真面目な地方論「地方の『いつでもおいで』は、本当にいつでも良い」
地方の人が「いつでも遊びにおいで」と言うとき、それは本当に、いつでも良い。
事前連絡なしで訪ねても、「ちょうど良かった!」と笑顔で迎えられる。
冷蔵庫には常に何かが入っていて、急な来客にも対応できる備蓄がある。
漬物、佃煮、冷凍の肉、もらいもののお菓子。
「何もないけど」と言いながら、テーブルにはどんどん料理が並ぶ。
都会では「アポなし訪問」は非常識だが、地方では「アポなし訪問」が、むしろ正式なのだ。
約束すると、相手が気を遣う。準備してしまう。掃除してしまう。
だからフラッと行く方が、気楽で良い。
「連絡しようと思ったけど、近く通ったから」
この言葉が、地方では最高の挨拶になる。
もちろん、本当に忙しいときもある。
でもそのときは「ごめん、今ちょっとバタバタしてて」と正直に言える関係性がある。
断られても、気まずくならない。
この「いつでも、でも無理なときは無理」という
絶妙なバランスが、地方の人間関係を支えている。
都会では予定、地方では流れ。
どちらが心地よいかは、その人次第だ。