クラフトリリース
2026.11.4

全員が心から仕事を楽しみ続けられる組織とは?~企業インタビュー:株式会社AD5(後編)~

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ENJOY ENGINEERING!!

楽しくなければ、仕事じゃない。

大阪のシステム開発会社AD5は、仕事の進め方や会社のあり方を、それぞれが自律して考え、判断できることを大切にしている。
前編として公開したインタビューの途中から、社長と役員に加えて、発達障害のある社員Aさんが席に加わった。ここからは後編として、本人と会社、双方の言葉で紹介する。

Q7:Aさんは、どのような経緯で入社されたのですか。

Aさんは大学で情報工学を学んでいましたが、対面でのコミュニケーションや発話、ゴールがはっきりしない課題に難しさがあり、大学を中退しました。
その後、就労移行支援事業所で2年間訓練を受け、AD5で1週間の実習を経験。そのまま入社し、現在3年目になります。

Q8:実際に働いてみて、いかがですか。

(Aさん) 決まった業務は明確ですが、その進め方まで細かく決められているわけではありません。
ある程度、自分で考えて工夫しながら進められるところが、自分には合っています。
人の評価は、あまり気にしていません。人の評価は人の評価で、自分自身の評価ではない。「コーポレートデザイン」の価値観も、もともと自分の中にあった考えと重なっていました。

インタビューの画像

Q9:会社から見て、Aさんはどのように変わりましたか。

(会社) 最初は、社内のミーティングで話を振られても、なかなか発言しませんでした。
それが少しずつ、自分から話すことが増え、最近はお客様とのWeb会議でも自分から発言してくれます。
経営会議の前に、最近あったことを一人ずつ話す時間があるのですが、最初は「特にないです」と答えていたのが、あるときは「三つあるんですけど」と言って、そこから10分ほど話したこともありました(笑)。
テキストでのコミュニケーションは活発で、技術的な提案もよく出してくれます。仕事で詰まったときに質問や相談に来ることは、入社当初からできていました。
Aさんは新しい技術やAIへの関心が高く、自分から学んでいます。今では、AIを社内に取り入れるハブのような役割も担っていて、こちらが「教えてください」と言うこともあります。

(会社) Aさんは、コミュニケーションを取りたくないわけではありません。取り方さえ合えば、むしろコミュニケーションはすごく好きなのだと思います。

Q10:Aさんと一緒に働く中で、会社として気づいたことはありますか。

(会社) 人にはそれぞれ違いがあっていいということは、以前から大切にしてきました。
Aさんに何か特別なことをしているという感覚は、あまりありません。「これはAさんが得意そうだからお願いしよう」「時間の管理が難しそうなら誰かが声をかけよう」ということはありますが、それはAさんだけにしていることではありません。
最初の頃、会議で話す内容をあらかじめテキストにして画面共有してもらったことはありましたが、それも数回で必要なくなりました。
Aさんとの出会いを通して、以前から大切にしてきたものが、自分たちの会社の良さであり、文化なのだと、よりはっきり意識するようになりました。でこぼこがあっていい。その違いに寛容であることは、うちにとって一つのキーワードなのだと思います。

意見交換中の画像

Q11:これからについて教えてください。

事業自体が変わらなければいけないフェーズに来ています。AIの登場が大きい。
プログラムを書く仕事だけでなく、設計する仕事までAIができるようになってきています。AIと同じことをやっていては戦えない。これからは、人との接点や、お客様がまだ言語化できていない課題を拾い上げるところに、より価値が出てくると考えています。

一方で、人との接点が重要になれば、採用で求めるものも変わります。
ただ、AIが進むことで、得意・不得意の定義自体も変わっていく。やり方や仕組みでカバーできることが増えれば、得意なことをもっと発揮できるようになる。それぞれに適した役割を考えるというところは変わりません。

先のビジョンは、あえて描かないようにしています。
目標を決めてひた走るより、その時々に感覚を研ぎ澄ませて、次に進む方向を判断していく方がいい。

会社の軸にあるのは、メンバーが楽しいと感じることです。メンバーが変われば、楽しいと感じるものも変わる。
ビジョンを固定してしまえば、一人ひとりが自分の感性で判断する余地が狭くなる。だから、あまり未来を決めすぎないようにしています。

編集後記

AD5の話を聞いて感じたのは、仕事を楽しむことと、自律的に働くことが深く結びついているということです。一人ひとりが自分の意思を持ち、判断しながら仕事に関わっていく。そのあり方は、Aさんの働き方にも表れていました。

個人が既存の組織に合わせるだけでも、組織の側が一方的に個人に合わせるだけでもない。誰もが異なる特性や得意・不得意を持つことを前提に、それぞれが関わることで、働き方や組織のあり方も変わり得る。
そこにAD5の興味深さがありました。

自律を個人に求めるだけでなく、それを支える環境をどうつくるのか。AD5の実践は、そんな問いにもつながっているように思います。

(前編はこちら)

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もっと知りたいあなたへ

株式会社AD5|大阪のシステム開発会社
https://ad5.jp/

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