2026.4.2
地方の取扱説明書 地方の『また今度』の取扱い方
地方で「また今度」と言われたとき、都会の人は、社交辞令だと思う。
でも地方では、本当に「今度」がある。
問題は、その「今度」がいつ来るかだ。
来週かもしれないし、来年かもしれない。
10年後かもしれない。
でも、ちゃんと覚えている。
「そういえば、前に『また今度』って言ったよね」と、突然、実現する。
だから地方では、社交辞令で「また今度」と言ってはいけない。
言ったら最後、それは約束になる。忘れた頃に、本当に誘われる。
逆に、こちらから「また今度」と言った場合も同じだ。
言った以上、実行しなければならない。
しなくてもいいが、次に会ったときに
「あれ、どうなった?」と聞かれる。
地方の「また今度」は、未来の種だ。
いつ芽が出るかわからないけれど、確実に土の中に埋まっている。
都会では「また今度」は終わりの挨拶だが、
地方では「また今度」は始まりの挨拶なのだ。
【取扱注意点】
・本気で誘う気がないなら、言わない
・言ったら、覚えておく
・相手も覚えているので、忘れたふりは通用しない
・「今度」の時期は、相手に委ねる
・急かさない。熟成を待つ。
地方の「また今度」には、取扱説明書が必要だ。
でもそれを読まずに使うのが、地方の流儀でもある。