2026.9.16
地方の『一応』の保険感覚『一応持ってく』が荷物を3倍にする法則
地方の知人と出かけると、荷物が多い。
「ちょっとそこまで」のはずなのに、大きなバッグを持っている。
「何が入ってるんですか?」と聞くと、「一応ね」と言いながら中身を見せてくれる。
折りたたみ傘、タオル、ティッシュ、ウェットティッシュ、絆創膏、常備薬、
ビニール袋、予備のマスク、飲み物、軽食。
「雨の予報ないですよね?」「一応ね、急に降るかもしれないから」。
「怪我する予定ですか?」「一応ね、何があるかわからないから」。
すべて「一応」で説明される。
都会なら「必要になったら買えばいい」で済むが、地方では買える場所が限られる。
コンビニまで車で10分。
薬局は午後6時で閉まる。だから、一応持っていく。
最初は「心配しすぎでは?」と思った。
でもある日、急に雨が降った。傘を持っていない。近くに店もない。
隣にいた知人が、「一応」と言って傘を貸してくれた。助かった。
別の日、軽く転んで手を擦りむいた。「一応」と言って、絆創膏を出してくれた。
また助かった。一応の保険が、実際に役立つ。
「一応」は、過剰ではなく、必要最低限である。
すぐに買えない環境では、一応持っていくことが、最善の備えになる。
荷物は重いが、安心も重い。