クラフトリリース
2026.10.9

小田原の揚げかまぼこを、ひと箱で味わう。籠清「揚げづくし」実食レビュー

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小田原の練り物には、どこか落ち着いたおいしさがあります。ひと口で強く印象を奪うというより、食べ進めるほどにじわじわと良さがわかってくる味。

籠清の揚げづくしも、まさにそんな一箱でした。中には、生姜天、茎わかめ天、さつま揚、ふんわり揚あおさ、珍味揚の5種類が各2個ずつ。

価格は1,350円(税込)で、冷蔵庫にすっと収まるほどよいサイズ感です。箱を開けたときの印象は、華やかすぎず、それでいてきちんと嬉しい。日常の延長にある、少し上質なおかずという感じがして、食べる前から期待が高まりました。 

まずおいしいのは、すり身そのもの

揚げづくしの箱の蓋を開けて中の揚げかまぼこが見える画像

実際に食べてみて、最初にいいなと思ったのは、具材の前にすり身の味がしっかりしていることでした。商品説明によると、魚肉はグチを主体に、数種類の白身魚を合わせて味を整えているとのこと。

揚げかまぼこは、どうしても中の具材や揚げの香ばしさに目が向きがちですが、土台になる生地がおいしいと、全体の印象がきれいにまとまります。

この揚げづくしは、口当たりがやわらかく、噛むほどに魚の旨みがじんわり広がる感じが心地よかったです。濃すぎず、でも頼りないわけではない。派手ではないのに、気づけば次のひとつに手が伸びてしまう。そんな味の組み立てでした。 

「味本位に仕上げた」という商品説明も、食べると妙に納得できます。

奇をてらった印象はなく、むしろまっすぐ。食卓に並べたときは控えめなのに、食べ終えたあとにしっかり印象が残るのは、このベースの確かさがあるからだと思います。 

5種類それぞれに違う表情がある

白い皿に2枚ずつ綺麗に盛られた揚げかまぼこの画像

この詰め合わせの魅力は、やはり5種類の食べ比べにあります。

  1. さつま揚は王道らしい安心感があって、すり身のおいしさを素直に感じやすい存在。まずこれを食べると、この一箱全体の軸が見える気がします。
  2. 生姜天は、その名の通り香りがすっと抜けて、後味が軽やか。食べたあとに口の中が重たくならず、きれいに次へつながっていきます。
  3. 茎わかめ天は、やわらかな生地の中に食感のリズムがあって、噛むたびに楽しい。単調になりがちな揚げかまぼこの中で、この変化は思いのほか大きく感じられました。 
  1. ふんわり揚あおさは、袋を開けたときからやさしい磯の香りが立ちのぼって、気持ちがほどけます。強く主張しすぎないのに、ちゃんと海の気配があるのがいい。すり身の甘みと重なると、どこかほっとする味になります。
  2. 珍味揚は、詰め合わせ全体の中でちょっとしたアクセント役。味に小さな起伏があることで、最後まで飽きずに楽しめました。同じ揚げかまぼこでも、ひとつずつちゃんと個性があって、今日はどれがいちばん好きだろうと考えながら食べる時間そのものが楽しい。そう思わせてくれる内容でした。 

そのままでも満ちる味。次は、ひと手間も試してみたい

揚げづくしはそのままでも食べられますが、商品ページでは、さっとあぶって生姜醤油につけてもおいしいと紹介されています。

今回はその食べ方を試そうと思っていたのに、結局はそのままのおいしさに引っぱられて、気づけば最後まで食べ切ってしまいました。袋から出してすぐに楽しめる気軽さがありながら、味わいは決して間に合わせではない。その手軽さと満足感のバランスが、とてもよかったのです。 

実際、そのまま食べても、すり身のやさしい旨みがしっかり感じられました。

生地はほどよくしっとりとしていて、噛むたびに魚の風味がじんわり広がる。そこに生姜やあおさ、わかめといった具材の個性が重なり、ひとつひとつの表情が自然に立ち上がってきます。

何も足さなくても、ちゃんと完成されている。そんな印象が残りました。

だからこそ、次に食べるときは商品説明の通り、さっとあぶって生姜醤油で味わってみたいとも思います。そのままでこれだけおいしいのなら、表面に香ばしさが加わったとき、どんなふうに印象が変わるのか気になります。食べ方に次の楽しみが残っているのも、この商品のいいところ。 

食卓にも、贈り物にも、ちょうどいい

風呂敷に包まれて贈り物にもちょうど良い箱の画像

この一箱は、自宅用としてかなり使い勝手がいい。今日はあと一品ほしい、というときに、切って並べるだけで食卓が少し整う。しかも、ただ便利なだけではなく、味がきちんとしているので満足感がある。こういう品は、忙しい日ほどありがたさがわかります。練り物は身近な食べものですが、専門店のものにはやはり違いがある。気取らずに食べられるのに、食べるとちゃんとおいしい。

保存は要冷蔵、賞味期限は発送日から6日間。

長く置いておくための品ではありませんが、そのぶん届いたらおいしいうちに楽しみたくなる潔さがあります。

手土産やちょっとした贈り物としても、大げさになりすぎず、でもきちんと選んだ感じが伝わるのがいいところ。

老舗の安心感があり、世代を問わず受け入れられやすい味なので、贈る相手を選びにくいのも魅力です。なお、原材料の一部に卵・乳・小麦が含まれているため、その点は事前に確認しておくと安心です。 

食卓に残る、小田原のやさしい余韻

籠清の揚げづくしは、5種類の揚げかまぼこを通して、小田原の練り物の魅力を気軽に味わえる詰め合わせでした。すり身の旨みが土台にあり、ひとつずつに個性があり、食べ進めるほどに印象が変わっていく。その変化が楽しく、それでいて全体のまとまりもきれいです。

派手さに頼らず、静かにおいしい。

今回はそのままで十分に満足してしまいましたが、次はぜひ、商品説明にあるように軽くあぶって、生姜醤油でも味わってみたいと思います。ひとつの食べ方で終わらず、次の楽しみを残してくれるのも、この一箱の魅力。

日々の食卓にすっとなじみながら、食べたあとにはきちんと記憶に残る。揚げづくしは、そんなやさしい余韻を持った詰め合わせです。 

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もっと知りたいあなたへ

【公式】 籠清オンラインショップ 
http://www.kagosei.co.jp/

本記事は筆者の見解・体験に基づくものであり、一部一般的な情報や公開資料を参考にしています。

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