ビーカーに、探偵のような風貌のおじさんが描かれたプリン――そう聞いて、すぐに思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな印象的なビジュアルで知られるマーロウのプリンを実食レビューします。レストランから生まれたマーロウのプリンは、現在では東京都・神奈川県に店舗を展開。全国の催事やオンラインストアでも購入でき、多くの人に親しまれています。
その味わいと魅力を、あらためてじっくりご紹介します。
マーロウのプリンが生まれたレストランとは

マーロウのプリンが誕生したのは、葉山にもほど近い神奈川県横須賀市にある「レストラン マーロウ 秋谷本店」。パティスリーや菓子店ではなく、1984年6月6日創業のレストランなのです。
レストランの目の前にはオーシャンビューが広がり、相模湾越しに望む富士山や夕日の景色も魅力のひとつ。地元・相模湾で水揚げされる新鮮な地魚や、三浦の畑で採れた野菜など、素材を活かした料理を楽しめるお店として地元の人々に愛されています。
名物は、創業当時から提供されている「渡りガニのトマトクリームスパゲティ」。渡りガニを2杯分たっぷり使った濃厚な味わいが人気です。そのほか、「佐島産地魚のスパゲティ」や「地魚のブイヤベース」なども多くの人に親しまれているマーロウ。
そして、この秋谷本店のデザートとして生まれたのが、手作りの焼きプリン。レストランの一品として始まったプリンはそのおいしさが評判を呼び、口コミ(クチコミ)の評価の良さも手伝って、やがて、知る人ぞ知るプリンとして全国へと広がっていきました。
ビーカーに描かれているおじさん
ビーカーに描かれているあの印象的なおじさん。モデルになっているのは、私立探偵フィリップ・マーロウだそうです。アメリカの作家レイモンド・チャンドラーによるハードボイルド小説の主人公として知られる人物です。
当時の横須賀市秋谷の風景が、1930年代頃の古き良きアメリカ西海岸の雰囲気にどこか似ていたことから、その時代に流行していたハードボイルド探偵小説の世界観をイメージしてお店づくりが行われたといわれています。
ロゴに描かれた「マーロウおじさん」のデザインは、約40年前の誕生当時からほとんど変わっていないそう。
マーロウプリンの秘密

マーロウのプリンは、カラメルづくりからプリン液を流し込む工程まで、一つひとつ手作りで仕上げられています。
使用しているのは、北海道東部・根釧地区で、チモシーやクローバーを中心とした牧草で育った乳牛の新鮮な牛乳と、植物性飼料で育てられた鶏の卵。素材選びにもこだわり、質の良い「食菜卵」を使用しているそうです。小さな子どもから年配の方まで、幅広い世代が安心して楽しめる味わいなのも魅力です。
マーロウ特注の耐熱ビーカー

そして、もうひとつの特徴が特注の耐熱ビーカー。電子レンジやオーブンでの使用が可能で、食器洗い乾燥機にも対応しているとのこと(※繰り返し使うことで絵柄が薄くなる可能性はあるそうです)。
実際に、KURAFTのメンバーの中にもビーカーを持ち帰り、自宅でグラスや計量カップ代わりに活用している人が多数。食べ終わったあとも長く使えるのは、ちょっと嬉しいポイントです。口コミ(クチコミ)でも、「再利用できる器」の存在も高評価につながっていました。
また、環境への取り組みのひとつとして、食べ終わったプリンの空きビーカーを店舗へ持参すると、1個につき100円がキャッシュバックされるサービスも行われています。繰り返し使えるだけでなく、回収の仕組みがあるのも◎。
(※2026年3月時点の情報です。詳細は公式サイトをご確認ください。)
多彩なフレーバー

マーロウといえば、豊富なフレーバー展開も魅力のひとつ。今回いただいたのは「ミルクティープリン」と「ティラミスプリン」。
「ミルクティープリン」は、つぶつぶとした茶葉が入っているのが特徴。スプーンを入れると、紅茶の香りがふわっと立ちのぼります。味わいはやさしく、ミルクのコクと紅茶のさっぱりとした後味がバランスよく感じられて、とても気に入りました。
「ティラミスプリン」は、ひと口目から濃厚な味わい。ただ、重たさはなく、最後まで飽きずに食べ進められます。
公式がおすすめしている食べ方は、ビーカーからお皿に取り出していただくスタイル。カラメルが全体に行き渡り、より一層おいしく楽しめるそうです。
私はビーカーのまま食べ進めましたが、途中でカラメルとしっかり混ざり合うことで、また違った味わいに。味の変化を楽しめる食べ方もこのプリンの魅力だと感じました。
ひとつでしっかり満足感のあるマーロウのプリン。だからこそ、家族とシェアして楽しむのも、一人でゆっくり味わうのも、どちらにもおすすめです。次はどのフレーバーにしようかと考える時間もまた、ささやかな楽しみになりそうです。
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本記事は筆者の見解・体験に基づくものであり、一部一般的な情報や公開資料を参考にしています。