あの「堂島ロール」を生み出した「パティスリー モンシェール」の焼き菓子をレビュー

大阪発祥、パティスリー モンシェール
「堂島ロール」と聞いて、商品のビジュアルが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。ふわふわの生地にたっぷりの生クリームを包み込んだ、ひと巻きスタイルのロールケーキ。ぐるぐると渦巻く定番のロールケーキとはひと味ちがう、見た目の新しさとおいしさで、発売当初はなかなか手に入らないほどの大ブームとなりました。
現在もその人気は衰えず、堂島ロールは「パティスリー モンシェール」を代表する存在として、ほかのラインナップとともに多くのファンに愛されています。
堂島ロールが生まれたきっかけ
「株式会社Mon cher(モンシェール)」の代表取締役・金 美花氏は、もともと小学校の教師。自身の可能性を信じて、退職後ヨーロッパを訪れたことをきっかけにスイーツの魅力に目覚め、モンシェールを立ち上げました。
ヨーロッパで得た刺激とスイーツへの想いを胸に、満を持して大阪・堂島のビジネス街にある「堂島ホテル」内に、パティスリー モンシェールをオープン。オープン記念として販売したシェフ自慢のミルフィーユが大人気となり、生産が追いつかないほどに。
その後、登場したのが渦巻き型のロールケーキ。このロールケーキもたちまち評判を呼び、連日完売が続いたといいます。
せっかく足を運んでくださったお客様に、一人でも多くケーキを届けたい、そんな想いから生まれたのが、ひと巻き仕立ての堂島ロール。1個あたりの生地量を抑えることで、生クリームとの絶妙なバランスを実現した、モンシェールならではのこだわりが詰まったひと品です。
堂島ロールは何よりも、クリームの鮮度を大切にしているそう。2024年には、よりおいしいミルクを目指して、北海道・中標津に自社牧場「モンシェール・ファーム」もオープンしました。
20年以上にわたり愛されてきたモンシェールですが、“本物の喜びを届けたい”、“お客様をもっと笑顔にしたい”という創業当時の想いを今も変わらず追い続けている姿勢には、学ぶところがたくさんあります。
日持ちがする焼き菓子も人気

堂島ロールは賞味期限が短いアイテムですが、モンシェールには手土産にもぴったりな焼き菓子も揃っています!今回は、その中から「堂島プティロール」と「バラのフィナンシェ」を食べてみました。
持ち運び用堂島ロール?手土産におすすめの堂島プティロール

堂島ロールをひと口サイズにしたような、可愛らしい見た目のロールケーキ。個包装で日持ちするタイプ(発送日より30日間)なので、さまざまなシチュエーションで手土産としても活躍しそうです。
手に取ると、そのフワフワ感に驚きます。生地はしっとりとしていて、一口食べるとほろっと崩れそうなほどやわらかい。
中には甘さ控えめのクリームが入っており、外側の卵風味の生地とよく合います。
甘さ控えめな抹茶味

堂島プティロールの限定フレーバー、抹茶も実食しました。生地に抹茶が練り込まれていて、ほろ苦さが香る和テイストのお菓子です。
上品な味わいで甘さ控えめなので、甘いものが苦手な方へのギフトにもぴったりです。
華やかでかわいいバラのフィナンシェ


そしてもう一品は、バラをモチーフにした華やかなフィナンシェ。バラが咲き誇るボックスには、フランボワーズ・アプリコ・ショコラが各2個、抹茶が1個入っています。
箱を開けると、まるで花束のように並ぶバラ型のフィナンシェ。ひとつひとつ花びらのディテールまで繊細に表現されていて、見た目でも楽しませてくれます。
数あるフレーバーの中から、今回は「アプリコ」を実食。アプリコットペーストを練り込んだ生地に、オレンジピールの砂糖漬けが混ぜ込まれた、爽やかな風味が特徴です。ひと口頬張るとほんのり塩気のあるバターの香りが広がり、フルーティーな後味がとっても軽やか!
大切な人へ贈りたいお菓子があります

モンシェールとは、フランス語で「私の大切な人」という意味。店頭には、堂島ロールのクリームを使ったケーキや、素材にこだわった焼き菓子がずらりと並びます。
誕生日や記念日、クリスマスなど、大切な人を想うシーンにもぴったり。贈る相手を思い浮かべながら選ぶ時間も、きっと心に残るはずです。
「モンシェール」という名前のとおり、大切な人に届けたくなるお菓子を探してみてください。
―――
もっと知りたいあなたへ
パティスリー モンシェール
https://www.mon-cher.com/
モンシェール・ファーム
https://www.mon-cher.com/brands/moncher_farm/