2025.11.27

ふるさと納税コレにしよっ(5)絶品油揚げとつちのこ伝説〜岐阜県東白川村〜

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「ふるさと納税」で実際に寄付した自治体といただいた返礼品をご紹介する「ふるさと納税コレにしよっ」シリーズ、5回目となる今回は岐阜県加茂郡東白川村の「釜渕(かまぶち)のあげ」です。驚きの厚みの手作りお揚げと自然豊かなまちの恵みを存分にご紹介します。

自然と伝説が息づく、東白川村の魅力とは

雪に覆われた東白川村を山頂から見下ろした画像

画像提供/東白川村

岐阜県南東部、日本三名泉の1つである下呂温泉のすぐ南に位置する東白川村(ひがししらかわむら)。人口は約2,000人ほどですが、「日本で最も美しい村」連合に加盟する、豊かな自然に恵まれた土地です。村の9割は森林に覆われ、中央を清流・白川が流れます。春は桜、夏は川遊びや鮎釣り、秋は山全体が紅葉に染まり、冬は雪景色。四季がくっきりと表れる風景は、まるで絵はがきのようなんです。

つっちーとのこりんの画像

画像提供/東白川村

東白川村の知名度をグッと高めているのは、幻の生物「つちのこ」。いまだ実在証明のないつちのこですが、自然豊かな東白川村では昔から目撃情報が多数あるそう。東白川村は「つちのこの村」として、つちのこフェスタを開催したり、公認キャラクターの「つっちー」と「のこりん」を生み出したりと村をあげて盛り上げています。

つちのこフェスタ」の画像

画像提供/東白川村

毎年5月3日に開催されるつちのこフェスタでは、村選りすぐりの「つちのこ隊長」が先導し、参加者は隊員証を手に真剣につちのこ探索に挑みます。2025年度のつちのこ捕獲賞金はなんと133万円だそう。村内には「つちのこ商店街」や「つちのこ館」もあり、関連グッズや案内表示をいたるところで見かけます。遊び心と本気が絶妙に入り混じった、ユニークな文化が根付いているのです。

さらに、標高の高い山間で育つ「ひがし白川茶」は香り豊かで、清流育ちの鮎も人気。建築材の高級ブランド「東濃ひのき」の産地でもあり、豊かな自然が食や文化を醸成しているといっていいでしょう。

届いたのは、味と想いが詰まった贈りもの

さて、お待ちかねの返礼品「釜淵のあげ」の到着です。

待ちに待った段ボールを開けると、まず目に入ったのはリーフレット。村長からの御礼の手紙には、豊かな自然と暮らしを未来へつなげたいという思いが丁寧に綴られていました。ふるさと納税を通じて村を応援することの意義が、あらためて胸に響きます。

油揚げの食べ方を紹介した紙には、焼き方の基本からアレンジまで分かりやすく記載。中でも編集部で話題になったのは、つちのこをモチーフにした「つっちー」と「のこりん」のイラスト。「そういえばつちのこって実在するんだっけ?」という会話で盛り上がりました。

驚きの肉厚感、実食レビュー

今回の返礼品は、釜渕のあげの三角あげ10枚、四角あげ10枚、きざみあげ100gがセットになったもの。

まず驚いたのはその厚みです。一枚20g前後と、一般的な油揚げの1.5倍以上で、持ってみるとずっしりとしたボリュームを感じます。黄金色の表面には油の膜が美しく輝き、見た目からすでにおいしそう。

釜渕のあげの四角あげを焼いて断面が見えるように切った画像

四角あげは、フライパンで両面を軽く焼き、仕上げに小ネギを散らしました。香ばしい大豆の香りが立ちのぼり、食欲を刺激します。まずはそのまま一口。外はカリッと、中はふんわりと柔らかく、大豆の濃厚なうまみが口いっぱいに広がります。二口目は生姜醤油を垂らしていただきましたが、香ばしさと爽やかさが加わるのに、大豆のうまみは消えずにしっかりと残っています。ぎっしり詰まった厚みのある揚げは食べ応えも十分です。

釜渕のあげの三角あげを焼いてネギを散らした画像

三角あげはフライパンで少し焼いた後、鍋肌に醤油を垂らして仕上げました。こちらも最後に小ねぎを散らして完成。焦がし醤油のおかげで外側はよりカリッとした食感が増し、内側のフワフワ食感とのコントラストが楽しめました。醤油が焦げる香りに加え、ねぎの爽やかな風味が重なり、もう箸を止められません。厚みのおかげでしっかりとした食べ応えがあるのに後味は軽やかで、思わず「もう一枚」と手が伸びる不思議な魅力を持っています。

百年の手仕事が生む、唯一無二の油揚げ

釜渕のあげのパッケージ画像

東白川の地に大正時代から約100年にわたって根を下ろす釜渕豆腐店は、3代目のご夫婦が切り盛りする老舗豆腐店。「頑固一徹!手造り一筋!手揚げ百年!」。そんな力強いモットーを掲げる釜渕豆腐店が生み出すのが釜渕のあげです。

創業以来変わらぬ「地釜造り」と「手揚げ」にこだわり続け、今なお昔ながらの製法を守り抜いています。使う素材は大豆・にがり・水・油にいたるまで徹底して吟味。石臼での手挽きや大豆を煮る温度、にがりを打つタイミングなど、職人の勘と経験がものをいう、繊細な作業を積み重ねています。

一般的な油揚げの2倍以上の量の大豆を丸ごと絞り、鉄釜でじっくり煮ることで、ふんわりと膨らみながらも弾力のある唯一無二の食感が生まれるのだそう。揚げの工程ではまず低温で火を通し、仕上げに高温で二度揚げ。外は香ばしくカリッと、中はふっくらジューシーという独特の食感が完成します。

一日の生産量は平均800枚(160袋)程度という少量なのは、手作りの温もりにこだわるからこそ。大量生産に背を向け、一日の生産量をあえて制限してまで品質を守る。その真摯な姿勢が、食べた瞬間の説得力となっているのです。

アレンジ無限!毎日の食卓に寄り添う逸品

同梱のレシピ集には、明太子や納豆を詰めて袋揚げにするアイデア、味噌汁やおでんの定番使い、稲荷寿司として楽しむ方法などが紹介されていました。

特に稲荷寿司は、厚みのある揚げに甘辛のタレがじんわり染み込み、ご飯は少なめでもひと口ごとに濃厚な旨みが楽しめそう。おでんに入れれば、煮崩れせずに出汁をしっかり吸い込む姿が想像できます。良質な素材だからこそ、自由なアレンジの幅が広がるのです。お酒との相性も抜群に違いありません。

油揚げから始まる、心温まるふるさと体験

釜渕のあげで感じたのは、商品自体のおいしさに加えて、村の温かさでした。

3代目ご夫婦のまっすぐな姿勢、リーフレットや手紙に込められた思い、遊び心あるキャラクターたち。すべてが「村を好きになってほしい」という気持ちの表れです。あげ自体は冷凍保存もでき、調理は簡単、そしてアレンジ自在。日常の食卓に取り入れやすいのも魅力のひとつです。

東白川村は、春の桜、夏の川遊び、秋の紅葉、冬の雪景色――四季折々の自然がとても豊かな場所。ユーモラスかつ本気の「つちのこフェスタ」が開催され、村人たちが笑い合い、同じ目標に挑んで地域がひとつになっています。油揚げの美味しさに感動したこともあり、改めて村そのものの魅力も語りたくなりました。

いつか実際に訪れて、つちのこ探しに挑戦してみたい。もしかしたら133万円の賞金を手にできるかも?そんな夢を抱かせてくれるのも、この村の楽しさでした。皆さんもぜひ、手作りの温かみに満ちた釜渕のあげで、東白川村の魅力を味わってみてください。きっと、新しいふるさとが心の中に芽生えるはずです。

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もっと知りたいあなたへ

東白川村公式サイト
https://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/

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