2026.2.13

ふるさと納税コレにしよっ(9)皇室献上のアイス〜北海道羽幌町〜

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ふるさと納税で実際に寄付した自治体といただいた返礼品をご紹介する「ふるさと納税コレにしよっ」シリーズもなんと第9回となりました。今回は「北海道苫前郡羽幌町(とままえぐんはぼろちょう)」の「スノーロイヤル」をご紹介します。

皇室献上のために作られたアイス

雪印パーラーが発売するスノーロイヤルは、1968年に「昭和天皇・皇后両陛下に献上するためのアイスクリーム」として開発された、歴史ある商品です。当時のアイスクリームトップブランドである雪印が、卵は使用せず「乳」本来の味わいにこだわって作り上げたという特別な味が楽しめます。

一般的に発売されているアイスは、含まれる乳固形分と乳脂肪分の量により「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」に分類されます。乳成分の量が多いほど味わいは濃厚となり、それに比例して価格も高くなるものです。「アイスクリーム」と名乗るには乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上という規格がありますが、今回ご紹介するスノーロイヤルは、なんと乳固形分24.1%、乳脂肪分15.6%という驚きの数値を誇ります!

市販されている高級カップアイスクリームでも、ここまで濃厚な商品は稀。期待がグンと高まったところで早速実食といきましょう。

純白の口どけ、スノーロイヤルを味わう

スノーロイヤルの蓋を開けた画像

冷凍庫から取り出したカップの蓋を開けてまず驚いたのはその色。通常のバニラアイスのような黄色味は一切なく、その名の通り、雪のように純白です。この色味からも「卵不使用」ということがよくわかります。

そしてスプーンをそっと入れると――

スッと入っていくその感触に驚きました。冷凍庫から出したばかりのアイスクリームはカチカチで匙が通らないことがしばしばですが、スノーロイヤルはまるでスプーンが吸い付くようにすんなりと匙を通すことができました。

そのフワフワのアイスクリームをそっと口に運んでみます。

美味しい!滑らかなくちどけと舌触り。口に含んだ瞬間に乳の芳醇な香りが口いっぱいに広がります。その味わいは、さながら牧場で食べるソフトクリームのよう。濃厚なのに口に残る感じはなく、後味はスッキリしています。濃厚なアイスは、小さなカップでも食べきる頃には重たさを感じてしまったり、ちょっと多いな、と感じたりすることもありますが、スノーロイヤルはそれが一切ありません。カップがあっという間に空になり、幸福感に満たされます。

バニラアイスというよりはミルクアイスというべきスノーロイヤル、「乳本来の味わい」をしっかりと感じながらも重さや雑味はない、まさに高級アイス、といったテイストでした。

スノーロイヤルを育むまち、羽幌町

スノーロイヤルの製造工場があるのは北海道苫前郡羽幌町。北海道北部の日本海側、留萌 (るもい)振興局管内のほぼ中央に位置し、古くは炭鉱のまちとして栄えました。羽幌炭鉱は1970年に閉山してしまいましたが、現在は甘えびやホタテ、タコ、ウニなどの漁業が盛んです。羽幌港から30キロほど西に浮かぶ天売島(てうりとう)と焼尻島(やぎしりとう)という2つの離島も羽幌町に属しており、四季折々の荘厳な自然と野生の動物、そして豊富なグルメなど、魅力が満載。今回はその一部をご紹介しましょう。

海鳥の楽園・天売島に舞う100万羽

天売島のウミネコが複数飛んでいる画像

羽幌町には、季節ごとにたくさんの種類の渡り鳥が飛来し、羽を休めたり繁殖を行ったりしています。中でも天売島は毎年100万羽以上の鳥たちが集まることから、「海鳥の楽園」と呼ばれているそう。絶滅危惧種の海鳥「ウミガラス」(通称:オロロン鳥)の国内唯一の繁殖地としても知られ、GW~7月にかけての繁殖シーズンには、その姿を一目見ようとたくさんの観光客が訪れます。他にもケイマフリやウトウなど、希少な海鳥が多く飛来することから、鳥好き・バードウォッチャーにとっては夢のような場所となっています。

絶景ドライブ!日本海オロロンライン

広大な土地を有する北海道には、絶景のドライブルートが複数存在しますが、その中でもとりわけおススメしたいのが「日本海オロロンライン」。小樽市から稚内市までを結ぶ日本海沿いの国道や道道を総称したこの名称は、もちろん前述したウミガラスが由来となっています。

天売島と焼尻島の間に夕陽が沈む画像

オロロンラインのちょうど真ん中ほどに位置する羽幌町では、ドライブコースから天売・焼尻2島が並ぶ絶景を楽しむことができます。日本海に沈む壮大な夕陽を眺めることができるスポットも多数。高い建物や遮蔽物がほとんどない海沿いの道を走るのは、壮観そのものです。季節ごとに表情を変える風景を存分に味わいながらのドライブは、日頃のストレスも吹き飛ばしてくれることでしょう。

海産物も米も!食の魅力が盛りだくさん

ざるにたっぷりと載せられた甘エビの画像

北海道といえば、語らぬわけにはいかない海の幸。羽幌町も、豊富な種類と量の海産物に恵まれたまちです。

代表的なのは甘エビ。国内トップクラスの漁獲量を誇るだけでなく、その品質の良さにも定評があります。武蔵堆(むさしたい)というプランクトンが豊富な漁場が近いため、おいしい甘エビがたくさん獲れるのだそう。ほかにも、古くから羽幌町の水産業を支えてきたニシンのほか、ホタテやウニ、イクラ、ホッケなど様々な海の恵みを味わうことができます。

さらに、羽幌町は「日本最北の米どころ」ともいわれています。全量1等米の評価を獲得した品種もあり、全国トップクラスの良食味米生産地なのです。おいしいお米に海産物、もちろん酪農も盛んということで、食の魅力に溢れたまちであることがわかります。

ふるさと納税で出会う、物語のある返礼品

皇室献上のために生まれた特別なアイス「スノーロイヤル」。その濃厚でありながら軽やかな味わいは、羽幌町の豊かな自然や食文化と同じく、唯一無二の魅力を放っています。ふるさと納税を通じて味わう一杯は、まちの歴史や人々の営みを感じさせてくれる贅沢な体験でした。次の寄付先を選ぶときも、こうした「物語のある返礼品」に出会いたいものです。

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もっと知りたいあなたへ

雪印パーラー
https://www.snowbrand-p.co.jp/
羽幌町ホームページ
https://www.town.haboro.lg.jp/
羽幌町観光協会 公式サイト
https://haboro.tv/
天売島・焼尻島観光サイト 「島時間」
https://teuri-yagishiri.jp/

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本記事は筆者の見解・体験に基づくものであり、一部一般的な情報や公開資料を参考にしています。

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