贈り物にもおすすめ!「花咲かりん」〜満開のお花のような、かりんとう菓子〜

三重県伊賀市に店を構える「花咲かりん」。この店が手がけるのは、カラフルな色合いと一輪のカーネーションのような見た目に一目で心を奪われる、かりんとう風味の揚げ菓子。職人が1枚ずつ丁寧に仕上げた華やかな一品は、贈り物にもぴったりです。今回はそんな「花咲かりん」の魅力に迫ります。
「花咲かりん」とは?

「花咲かりん」は、地元の三重県伊賀市産の米粉に、三重県産の小麦粉と菜種油を使用した、かりんとう風味の揚げ菓子です。
今回いただいたのは、野菜味の「花咲かりん」。個包装の袋を開けると、ふわっと香ばしいかりんとうの香りが広がり、食欲をそそります。
赤・紫・緑などのカラフルな色合いは、化学的なものではなく、かぼちゃやほうれん草など国産野菜のピューレで表現。野菜本来のやさしい甘みと風味を楽しめます。
さらに、揚げた直後に1枚ずつ丁寧に花の形に整え、その後、油っぽさが残らないよう1日かけて油抜きしてから出荷されるそう。
実際に油っぽさはまったく感じられず、カリッとした軽やかな歯ごたえがクセになる味わいでした。
まるでオブジェ!? 満開のお花のようなお菓子

私は「紫いも」を味わいましたが、まず驚いたのは、その見た目です。立体感のある繊細な形は、まるで本物の花のような美しさです。一緒に食べたメンバーからも「これはなに?」「初めて見た!」「すごく綺麗!」と、見た目の華やかさに驚く声があがっていました。
手で簡単に割れるので、口の中で刺さってしまうような食べにくさはまったくありません。一口かじると、紫いものやさしい甘みがふわっと広がります。
花びらの部分は薄くて軽やかなので、ついぺろりと食べてしまいますが、1個のサイズが大きめなので、しっかりと満足感があるのも嬉しいポイントでした。
違うフレーバーも気になる
「花咲かりん」のホームページをのぞいてみると、定番のほかにも季節限定を含めたさまざまなバリエーションがあって心が躍ります。
もう一つの定番「塩かりん」は、えび塩・あおさ塩・ごま塩で味付けされた、おつまみ系の花咲かりん。セイボリーといったところでしょうか。味付けに石垣の塩のみを使ったシンプルな味わいは、お酒好きな方や甘いものが苦手な方への手土産にもぴったりですね。
4月~9月限定で販売されているのが「押し花かりん」。立体的な「花咲かりん」とは対照的に、レース編みのような平らな形が特徴です。表面はキャラメリゼされていて、カリッと香ばしい食感と濃厚なキャラメルの味がきわ立ちます。このほかに、黒糖きな粉や伊賀抹茶など、和の風味が楽しめるフレーバーがそろい、こちらもモダンな日本のお菓子として人気を集めているそう。
そして10月~3月限定で登場するのが「チョコかりん」。定番の花咲かりんにチョコレートをコーティングした、洋菓子風の一品です。現在は販売期間外ということで残念ながら試食レビューはできませんでした。これは——秋になったらぜひ食べてみたい注目のお菓子です。
贈り物にも

満開の花をかたどった縁起がよく華やかなお菓子は、節目の贈り物やお祝い事など、どんなシーンにもぴったり。なかでも、箱を開けた瞬間に受け取った方が目を見開いて「うわぁ!」と声がもれるような、驚きとときめきを届けてくれる華やかなお菓子は、どなたに贈ってもきっと喜ばれること間違いなし。おすすめの逸品です。
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